ニューストピックス

『PRO-WRESTLIG MASTERS』試合結果!

2月15日(金)東京・後楽園ホール大会で日本プロレス界の達人たちが集結した『PRO-WRESTLING MASTERS』が開催され、新日本プロレスより天山広吉、小島聡、そして獣神サンダー・ライガーが出場した。

天山と小島はメインイベントで蝶野正洋率いるTEAM 2000の一員として出場。かつての仲間であるヒロ斎藤&スーパーJと組み、武藤敬司率いるBATTのドン・フライ&太陽ケア&新崎人生&大谷晋二郎と8人タッグマッチで対戦した。

TEAM 2000とBATTは2000年前後に新日本プロレスのリングを彩ったユニット。nWo JAPANの分裂に端を発し、当時の新日本のトップだった武藤と蝶野の両雄を中心に激しく抗争を展開していた。

先発は昨年のTEAM 2000復活時には負傷のために欠場となってしまった小島が登場して人生と対峙。ショルダータックルで人生をふっ飛ばして胸筋をピクピクと動かしてアピールするなど絶好調ぶりをアピールする。スーパーJを挟んで登場した天山もヤングライオン時代にしのぎを削っていた大谷と激しい攻防を展開。モンゴリアンチョップを放って場内を沸かせるとテンコジの連携プレーも披露してみせた。

終盤に入り、小島が全日本プロレス時代に三冠王座を争ったこともあるケアをコジコジカッターでダウンさせ、TEAM 2000のトレイン攻撃を呼び込むことに成功。このチャンスにセコンドに就いていた蝶野がリングイン。シャイニングケンカキックを炸裂させる。

ならばと、BATTも武藤がリングイン。蝶野、天山、スーパーJ、小島を続けざまにドラゴンスクリューで蹴散らしていく。これで形勢逆転。今度は小島がトレイン攻撃の餌食となり、武藤のシャイニングウィザードも被弾してしまう。そして、小島にケアのTKO34thが炸裂。

このピンチに再び蝶野がイスを持って登場。駆けつけた武藤をイスで蹴散らし、ケアに攻撃を加えようとする。ここで立ちはだかったのがBATTのフライ。そのフライは蝶野からイスを奪うと、なんと仲間のはずのケアに一撃! TEAM 2000の立ち上げ時のメンバーであったフライの裏切りの一撃によりダウンしたケアを最後は小島がラリアット。3カウントを奪い、TEAM 2000に勝利をもたらしたのだった。

試合後、バックステージで天山は、「蝶野さんもコンディション良さそうじゃないですか? 試合やりましょう」と試合をしない総帥を苦笑いさせていた。

セミファイナルにはライガーが藤波辰爾、長州力とのトリオで登場。藤原喜明&長井満也&冨宅飛駈のUWF軍団と対戦した。UWF軍団のセコンドには長州と1987年に起きた顔面蹴撃事件の因縁のある前田日明が登場。場内は蜂の巣をつついたような騒ぎとなった。

長州と長井で始まったこの試合。開始早々に長州がUWF軍団に背を向けてサソリ固めを仕掛けると場内がどよめく。そして藤波、長州を挟んでライガーがリングに登場。かつての師である藤原にブレーンバスターを仕掛けるが、逆に脇固めに切り返されてしまう。代わった冨宅にレッグロックを仕掛けるも、ここでも藤原にヘッドバットで妨害されてしまった。

場外でも長井にイス攻撃を食らいピンチが続いたライガー。そんな中、藤原がセコンドの前田にタッチ。リングに上がるように促す。藤波も手招きをして挑発だ。しかし、前田も動かない。その間もライガーは長井にマスクを剥がされそうになるなどさらにピンチが続く。

それでもライガーは長井に対して掌底を食らわし自力でピンチを脱出。代わった冨宅にも掌底を炸裂させる。最後はその冨宅に長州がラリアットを叩き込み、3カウントを奪った。

試合後、前田がリングに上がると長州がロープに飛びラリアットを放とうとする仕草を見せる。さらに藤波が挑発すると、場内は大歓声に包まれたのだった。

写真提供/週刊プロレス

■『PRO-WRESTLING MASTERS』
2月15日(金)東京・後楽園ホール(札止め)

【メインイベント/時代ヲ超エタ達人集結! BATTvsTEAM 2000/スペシャル8人タッグマッチ/60分1本勝負】
○小島聡&天山広吉&ヒロ斎藤&スーパーJ with 蝶野正洋(17分24秒 ラリアット→片エビ固め)●太陽ケア&ドン・フライ&新崎人生&大谷晋二郎 with 武藤敬司

【セミファイナル/革命戦士ファイナルマスターズ! 格闘王初降臨!/スペシャル6人タッグマッチ/45分1本勝負】

○長州力&藤波辰爾&獣神サンダー・ライガー(12分01秒 リキラリアット→体固め)●冨宅飛駈&藤原喜明&長井満也&with 前田日明