9月19日、新日本プロレス事務所にて9月29日神戸で行われるIWGPヘビー級選手権試合の調印式が開かれ、王者オカダ・カズチカと挑戦者・小島聡選手がそれぞれ意気込みを語った。
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■両選手のコメント
小島「2年7ヶ月ぶりのIWGP挑戦になりますが、特に気負ったところはありません。自然体でチャンピオンシップに臨もうと思っています。私自身、そして私を応援してくれる皆様、そしてオカダを応援している皆様、あとは全国のアラフォーの皆様、そして、天山(広吉)のために、IWGPを奪取したいと思います」
オカダ「まあ、『G1(CLIMAX 23)』の(8月11日)両国(国技館)、そしてこの前(9月14日)の後楽園(ホール)、ちょっとチャンピオンとして、レインメーカーとして、だらしないところを見せてしまいましたけど、しっかり神戸ではとどめを刺してやろうかなと思います」
■質疑応答
――小島選手は、以前から「プロレスは年齢やレベルでやるものではない。ハートでやるものだ」と発言していますが、その真意を聞かせて下さい。
小島「私が22年間のプロレス生活を送って来た中で、感じたことです。レベルというのはとても大事だと思います。オカダ選手のレベルが10あるとすれば、私のレベルはたぶん4から5ぐらいしかないと思いますが、ただプロレスはそこから先の自分の生き様を見せることがとても大事だと思っていますので。そういうところを、今度の神戸ではお見せしたいと思います」
――オカダ選手、いまの発言を聞いてどう感じましたか?
オカダ 「まあ、しっかり生き様を見せてもらえればいいんじゃないかなと思います。僕はしっかり勝つだけです」
――「最後はハート」という発言に対しては?
オカダ「『レベルが4か5』と言ってましたけど、僕はもっと下なんじゃないかなとは思うんですけども、まあ、ハートでしっかりそれを補って、しっかりやってくれなきゃ、つまらない試合になってしまうんで。ハートでしっかり補って下さい」
――ポイントとなるレインメーカーについて、小島選手は「絶対に当たらない」と予告し、14日のホールで実際に切り返しました。このことについてオカダ選手はどう感じていますか?
オカダ 「まあ、別に何回よけられても気にしてないですし。しっかり試合を組み立てていけば、必ず当てる自信もありますので。何も問題はないと思います」
――あくまでレインメーカー一本で行く?
オカダ「そうですね。ハイ」
――小島選手、いまの発言を聞いてどう思いましたか?
小島「あくまでも避け続けたいなと思います。ただ、“レインメーカーとラリアットの対決”とか、私の中ではそういう次元の、レベルの試合ではないと思っているので。もっと深い、もっと大きな意味をもっている試合だと思っていますので、その技どうこうというのは、今回はあまり考えてはいません」
――小島選手、改めて天山選手への思いを聞かせて下さい。
小島「いま現在、私が(天山と)IWGPタッグチャンピオンのベルトを持っているということ、そして、天山がケガで欠場してしまっているということも踏まえてですね。やっぱり天山の分も自分の中で背負わせてもらおうかなと思っています」